セーフティネットの構築(1)

・両親は早い段階で現在の資産状況*1を文章化し、本人に伝える。

・価値共同体としての家族から経済共同体としての家族への転換*2

・経済共同体の一員として本人を位置づけ、能力に見合った立場を担当してもらう*3

・本人の感情労働*4に対するなんらかの報酬を考える? 家庭内通貨?

・事情を理解し合った家族間でメンバーを交換する。

・本人の住居を確保した上で別居し、年金受給年齢までの年収*5を保証する。

・両親からの生活費支給を早い段階で中止し、第三者(治療者、支援者など)から定期的に生活費を貸し与えるシステム*6

・通院や第三者との接触に対して一定の報酬を与える*7

・家族ネットワークの中で成年後見制度に準ずる制度を作り、両親亡き後の資産管理をこのシステムにゆだねる。

*1:預貯金、収入、借金、相続、生命保険etc.

*2:「就労」から「生存」へ、「より良く生きる」ことから「生き延びる」ことへの重心移動

*3:家計簿を担当させる、食費を請求するetc.

*4:穏やかに過ごす、会話に参加する、怒りや強迫行為などの症状をこらえるetc.

*5:100万円程度?

*6:三者との接触が必然化、経済意識の向上。ひきこもりグラミン銀行

*7:イギリスなどでは依存症患者や統合失調症患者のコンプライアンス維持として試みられている。http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/6224759.stm