[論考]狂気としての贈与、あるいは平和への欲望

atプラス 06

atプラス 06

 柄谷行人『世界史の構造』をラカン理論から読み解いた書評です。
 柄谷行人氏とラカンとの親近性は、おそらく『日本精神分析』(「去勢の排除」)から顕著になり始めていましたが、『世界史の構造』(ボロメオの環)で決定的になりました。この論考では、『世界史の構造』では触れられていない第四の環を中心とした論考です。