[論考]狂気としての贈与、あるいは平和への欲望

atプラス 06

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 柄谷行人『世界史の構造』をラカン理論から読み解いた書評です。
 柄谷行人氏とラカンとの親近性は、おそらく『日本精神分析』(「去勢の排除」)から顕著になり始めていましたが、『世界史の構造』(ボロメオの環)で決定的になりました。この論考では、『世界史の構造』では触れられていない第四の環を中心とした論考です。

[エッセイ]猫と私 あるいはなぜ猫は二次元に対抗できる唯一の三次元なのか

ユリイカ2010年11月号「特集 猫」
猫特集に猫エッセイを掲載しました。猫文章だけにツンデレです。妙なタイトルですが別に釣りではありませんよ。ちゃんと真面目に考察しています。


チャンギ2さい

[告知][CD]

 幻のベーシスト、濱瀬元彦さんの新作CD「"The End of Legal Fiction" Live at JZ Brat(タイトルが吉本隆明!)」のライナーで菊地成孔さんとの鼎談に参加しました。

"The End of Legal Fiction" Live at JZ Brat

 濱瀬さんは私の“デビュー作”『文脈病』の初版、幻のダーガー・バージョンをお持ちで、ラカン理論の音楽的展開という途方もないことを企まれています。
 四の五の言う前に聞いてみましょう。

この音はなんとまあマンドライブテクノ、すなわち「手弾き」なのです。
 びっくりしましたか。
ならばすぐ買いましょう。そして12月6日のライブへ!

[告知][講座]朝日カルチャー新宿 セミネールを読む

地味ながら順調に続いています。
今期のテキストは「精神病」。このセミネールは、ラカンの原著では、たぶん一番わかりやすいでしょう。
第二回は12月14日、午後7時からになります。
今後も翻訳のあるセミネールはすべて精読していく予定なので、お楽しみに。
単行本化も予定されているぶん、レジュメも超充実! 
受講生からの質問は、メールで受け付けています。すみませんが受講生限定です。
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=86503&userflg=0