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例の件は絶賛執筆中ですがなんとかギリギリで間に合う予定。おれ一晩で50枚とか普通に書くし(嘘)。
ところで、またしても講座の告知です。今回は少し余裕を見て、来週の火曜日。
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そしてその翌日には副業的イベントが。私は24日の総合討議に参加する予定です。
国立国際美術館新築移転5周年記念シンポジウム
「絵画の時代ーゼロ年代の地平から」
1月23日(土)
13:20-13:30 はじめに 島敦彦(当館学芸課長)
進行 岡村知子(コーディネーター)
□セッション1 「絵画の継承 / 断絶」
13:30-13:50 基調報告 「アナクロニックであるとは何か『モダニズムの絵画』再考」
松浦寿夫(東京外国語大学総合国際学研究院教授)14:00-15:00 討議 パネリスト
尾信一郎(鳥取県立博物館副館長)
林道郎(上智大学国際教養学部教授)
松浦寿夫
15:00-15:15 休憩
□セッション2 「ポスト近代の絵画と具象表現」
15:15-15:35 基調報告 「フレームを超えて混沌の時代を生きるための極小の方法」
松井みどり(美術評論家)
15:45-16:45 討議 パネリスト
天野一夫(豊田市美術館チーフキュレーター)
金井直(信州大学人文学部准教授)
松井みどり
1月24日(日)
10:25-10:30 進行 島敦彦
□セッション3 「絵画のオルタナティヴ」
10:30-10:50 基調報告 「モードとしてのドローイング」
保坂健二朗(東京国立近代美術館企画課研究員)
11:00-12:00 討議 パネリスト
池上裕子(大阪大学大学院人間科学研究科グローバルCOE特任助教)、
神谷幸江(広島市現代美術館学芸担当課長)、
保坂健二朗
12:00-13:15 休憩
13:15-14:45 総合討議「絵画の時代を語り尽くす」
パネリスト
斎藤環(精神科医/爽風会佐々木病院精神科診療部長)
建畠晢(当館館長)
谷川渥(國學院大學文学部教授)
14:45-14:50 おわりに 島敦彦
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朝日カルチャーは無事終わりました。金田淳子さんからはブロント語のレッスンを受けました。
これで勝つる!
さて、こちらは本業のイベント告知になります。
青少年健康センター・シンポジウム
“働くということ”と“希望”
日 時:平成22年1月23日(土)午後1時00分〜5時00分
会 場:千代田区北の丸公園 科学技術館サイエンスホール(地図)
主催者受付 03-3212-8448参加費: 2,000円 当日会場でお払いください。
申込み・問い合せ:葉書または電話で
〒112-0006文京区小日向4-5-8三軒町ビル102
社団法人青少年健康センター (月〜金10:00〜17:00)
TEL03-3947-7636 FAX 03-3947-0766ゲストに「希望学」の玄田有史さん(東京大学社会科学研究所教授)、現場の就労支援の立場から工藤啓さん(「育て上げ」ネット理事長)をお招きしています。
現代の日本は、さまざまな意味で就労に希望を見いだしにくい社会になりつつあるようにも思えます。人はなぜ働くのか。働くことは本当に義務なのか。そして働こうとするものに果たして「希望」はあるのか。今回は就労問題の専門家を二人お招きして、こうした問いについて掘り下げてみようと考えています。この面子が揃った以上、盛り上がることは確定的に明らか。
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2年半ぶりの返信が来たりして(笑)注目度が高まっているようなので、この機に乗じて告知します。
朝日カルチャーセンター講座のご案内です。なんと3日後。
男女論(1) − 「関係する女 所有する男」出版記念講座
精神科医 斎藤 環
法政大講師 金田 淳子1月12日火曜日 19:00-20:30 全1回
会員 3,360円一般 3,990円
場所:朝日カルチャーセンター7F
この本については、売れゆきからウェブ上の書評(mixi含む)まで、かなりマメにチェックしていましたので、どんな読まれ方をしているかが良くわかりました。なかなか面白い体験でしたので、反省点や補足なども含めて、じっくりお話しできればと思います。フェミのえらい人からお叱りをいただいた顛末など、ちょっとした裏話も(笑)。
とりわけ本書の腐女子パートについては、金田淳子さんという最強の論客をお招きしましたので、それはもう突っ込まれ放題の楽しい展開が予想されます。ふるってご参加ください。
※ パート2として3月2日火曜日には赤坂真理さんとの対談も準備中です。
「関係する女 所有する男」講談社現代新書
- 作者: 斎藤環
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/09/17
- メディア: 新書
- 購入: 27人 クリック: 497回
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新刊出ました。基本的にジェンダー本です。
ただでさえジェンダー本は誤解や反発を受けやすいうえ、生物主義的なジェンダー理解への徹底批判に抵抗を覚える方もいることでしょう。
主張したいことはおおむね書き尽くしたつもりですし、後付けで著者が意図を説明するのは反則かもしれませんが、念のために書いておきます。
この本では、ジェンダーの差異がもたらす一定のリアリティをひとまずは肯定した上で、そのリアリティがけっこう無根拠だったり曖昧だったりもするという事実を検証しようと試みました。
だから生物主義の批判は必然的な手続きなんですね。男女格差本のパロディというスタイルにしても、「関係原理」や「所有原理」という「フェイクの二元論」も、差異を肯定しつつ無根拠化するというアクロバットのためのギミックとも言えます。
最終的には、ジェンダー・センシティブという「過激な折衷性」への理解を広めたいと考えてはいるのですが、むしろどう誤読されるか−−著者の意図が「正解」であるとして−−に興味津々でもあります。
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「科学と非科学のあいだ ライアル・ワトソンとは何者だったのか」
7月5日日曜日午後2時から、紀伊国屋サザンシアターにて。
「何者だったのか」って、そりゃ詐欺師でしょう。とまあ、そんな文章を朝日に書いたら、なぜかこんなイベント依頼が。正気の沙汰とも思えない。「ワトソン批判しかしませんよ」って言ったのに。私なんかよりもはるかに適任者がいるのに。松●正剛とか松岡●剛とか松岡正●とかね。
マイケル死すとも80年代は終わらない。シンクロニシティ、ホロン、ガイア、形態因果作用…そういうものへの熱狂を解毒してくれたのもまた「ニューアカ」の一側面だったことは、意外に知られていない。
イベント会場はきっとロハスピープルの動的平衡状態になること間違いなし。完全アウェイだ!
しかし内田樹氏、モギケンときて福岡ハカセというラインナップをみれば、否認しようのない何かを感じるヒトがいてもおかしくないな。本人としては、単に逃げずに、公正にやろうってだけなんだけど。
あ、でもみんなそう言うのか…。